野菜ジュースは野菜の代わりになる?
栄養素はしっかり摂れるのか?
市販の野菜ジュースには「1本で350gの野菜」のように、それ1本で野菜が十分足りるような野菜ジュースもあります。
「これさえ飲めば、野菜はイラナイ!」と感じますが、本当にそうでしょうか?
少し古いですが、2000年に国民生活センターが公表した、野菜ジュースの商品テスト結果の報告を織り交ぜながら考えていきます。
2000年 国民生活センター公表 野菜系飲料等商品テストの結果
このテストでは、市販の野菜ジュースが「野菜・緑黄色野菜を表示している分だけ摂ることができるのか?」「本当に野菜の代わりになるのか?」を明らかにしています。
結果の概要は、このようになりました。
ビタミンAは表示よりも多く摂れたが、食物繊維は少なく、全く摂れない銘柄もあった。
野菜ジュースは、普段家庭で摂る野菜とは栄養成分バランスが異なるので、食生活の補助として飲むのがいい。
パッケージから、1日に必要な野菜が全部摂れると思い込みがちですが、中には摂れない野菜ジュースもあるということですね。
ただ、全体的に、栄養素の摂取量は表示よりも少なかったそうです。
このテストからすでに10年経ちましたので、今では改善されているのかもしれません。
野菜の代わりになる手作りフレッシュジュース
野菜の代わりにするなら、市販のものよりも、手作りフレッシュ野菜ジュースの方が確実。
市販ジュースとは違って、栄養を丸ごと摂ることができます。
野菜ジュースのメリットは、生野菜サラダよりも「かさ」が減るから量が摂りやすくなるし、栄養の吸収率がアップすること。
逆にデメリットは、噛まないこと。
生野菜を350gも食べようとするとタイヘンですが、ジュースにするとスッと簡単に飲めるんですよね。
それに、生野菜は栄養の吸収率が悪いんです。栄養に詳しい方がテレビで「生野菜の吸収率は20%程度」と言っていましたが、ジュースにすると2~4倍も高くなるんですよ。
噛むことは、顎の発達や歯並びに関係してきますし、脳の発達にも影響があります。噛むことで脳が刺激されるので、集中力や注意力アップも。
ちなみに、野菜ジュースのメリットとデメリットは、国民生活センターの結果公表に対する形で、カゴメが公表したコメントにもありました。
つまり、野菜を効率的に摂るなら手作り野菜ジュース。噛む回数が減るので、キシリトール入りガムを噛む。これがいいのではないでしょうか。
手作り野菜ジュースが面倒な方へ
「手作りのフレッシュ野菜ジュースなら、栄養価をまるまる摂れるのは分かった。でもね、作るのがメンドウなんだよね~」
そんな声が聞こえてきそう・・・というか、たくさん耳にしてますし、私も、ジューサーを出したり洗ったりするのが面倒だったり(汗)
そんなときに便利なのが、手作り野菜ジュースのような飲み心地が味わえる通販専用野菜ジュース。野菜ジュースの一流ブランド、カゴメ、デルモンテ、伊藤園が、通販限定野菜ジュースを作っているんですよ。
市販の野菜ジュースよりも栄養価が高いし、持ち運びが便利だから、職場や外出先で飲めるのもポイント高しっ!手作り野菜ジュースだと、自宅でしか飲めないし、栄養バランスが崩れがちなお昼ごはんのお供にピッタリですよ。