野菜ジュースの糖分と塩分
塩分と糖分
健康のために毎日の野菜ジュースを習慣づけたいものですね。
ところで、野菜ジュースには塩分や糖分が含まれています。
なので、1日に何本も飲みすぎると、逆に体を壊してしまうことにもなりますよ。
上手に飲んで糖尿病を克服した人もいれば、むやみに飲み過ぎて糖尿病になってしまった人もいるんです。
この場合、糖尿病を克服した人は手作りのフレッシュ野菜ジュースを、糖尿病になった人は、市販の野菜ジュースを飲んでいました。
野菜ジュースと糖分
野菜には、糖分があまり含まれていません。
野菜本来の甘みがを持つ「ショ糖」として含まれていますが、量は多くないです。
しかし、果物とブレンドしている野菜ジュースは要注意です。
果物には「果糖」という果物に含有される糖分がたっぷり。
1日のスタートに果糖を摂るのは体にとってベストですが、摂りすぎは体に悪いんです。
糖分(ショ糖)は、子供も大人も1日に20グラムが適量とされていますよ。
ちなみに、ペットボトルのジュースやスポーツドリンクは、1本に砂糖が20グラム以上入っているので、すぐに基準値をオーバーしちゃいます。
野菜ジュースと塩分
ジュースにした野菜って、本来はクセがあるもの。
そこで、飲みやすくするために塩分を加えるんですが、この「塩」が曲者なんです。
例えば、有名な某トマトジュースには、0.5グラムの塩分が含まれています。
ところで、1日に摂ってもOKな塩分(ナトリウム)の量をご存じですか?
ビタミンやミネラルなどの目標摂取量は「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)で決められています。
2010年4月の改定で、男性は9グラム未満、女性は7.5グラム未満とされました。
それまでは、男女ともに1グラムずつ多かったのですが、日本は味噌や醤油など塩分たっぷりな調味料を使う食文化にあるので、塩分を摂りすぎなんです。
塩分を摂りすぎると、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことは有名ですね。それどころか、胃がんのリスクも高くなるのだとか。
WHO(世界保健機関)や日本高血圧学会では、1日6グラム未満にすることを勧めています。
つまり、先ほど紹介したトマトジュース1本は、1日に摂ってもいい塩分の5~6%にもなるんです。
なので、野菜ジュースの飲みすぎには注意しましょう。
野菜ジュースを飲むなら
野菜だけ100%で何も加えないフレッシュ&ピュアな野菜ジュースがいいですね。つまり、ジューサーを使って自分で作った野菜ジュースです。
これなら、野菜の成分だけを摂れて、果物の糖分や味付けの塩分を摂りすぎることはありません。
それに、絞りたてで野菜の栄養素もほとんど壊れていない状態なので、栄養素も効率的に摂取できます。
けど、自分でジューサーを使うのって、すごく面倒です。
前にテレビを見てたら、テレビショッピングで有名なショップジャパンのジューサーを特集してました。
ニンジンをほぼ丸ごとジューサーにかけられるんですよ。
しかも、搾りカスはとっても少ないからゴミもあんましでません。というか、搾りカスは料理にも使えるから、野菜をまるごとそのまま摂れちゃいます。
たった数分で野菜ジュースが作れるので、もし、毎日の時間に少しの余裕があるなら自宅でジューサーがいいでしょう。
忙しいから外出先で飲みたいなら、野菜ジュースよりも持ち運びできる粉末タイプの青汁。野菜ジュースよりも栄養がたっぷりです。
けど、持ち運びすら面倒な人は、コンビニやスーパーで市販の野菜ジュースを買うのがベストなのかもしれませんね。
あなたの健康のために何がイチバンなのか、まずは考えてみませんか。